|
猿島(さるしま)は、日本海軍の敷設艇。夏島型敷設艇の準同型艦。船体、兵装は同一であるが試験的にマン式ディーゼルを主機とした。このため速力は幾分落ちたが航続距離は2倍近くに伸びている。この主機の性能は満足のいくものでその後の測天型、平島型敷設艇にも搭載された。 == 艦歴 == 1934年(昭和9年)7月20日三菱横浜船渠にて竣工する。建造中に起きた友鶴事件により復元性能改善工事を実施、バラスト80トンを搭載するなど公試排水量は647トンに増加した。 1938年(昭和13年)7月1日、支那方面艦隊の指揮下に入り九江攻略作戦などに参加する。 太平洋戦争開戦時は横須賀防備戦隊に所属し東京湾口付近の対潜哨戒に従事する。 1942年(昭和17年)後半以降は八丈島など近海の船団護衛にも参加。 1944年(昭和19年)7月4日、父島にて敵機の攻撃を受け、弟島西方に待避する。回避運動を実施したが機械室に被爆、火災を起こし沈没した。同年9月10日除籍。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「猿島 (敷設艇)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|